Otona no Kadaitosho

2019.10.11

きみがいたことも

もういないことも

ウソだったんだ 骨

カチカチ カチカチ

鳴っていたのは

骨だったんだ あれ

かちり 踵を合わせ

喉ぼとけを抱いて

骨と眠る

それこそ 果てしなく

果てしなく 線を引いて

どこまでも

引き続けたとしても

後に残るのは

まるで点にも満たない線と

真っ白な骨