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言葉【ことば】
ふっと胸に湧き出て
ぽっかりと宙に浮いた
なんとも曖昧なものに、
名前をつけてゆく。

言葉を紡ぐ時はそんな感じなのです。
まれに感情の襞まで語り尽くすような、
そんな名前を絞り出せた時には、
この上なく幸せな気持ちになる。

歌詞が表現する世界は、
自分自身の体験でない場合もあるけれど、
少なくとも自身で見聞きした現実の出来事から生まれている。
ポリシーは特になく、
ただ、なるべく素直に、恥ずかしい事を書きたい。
加えて、少しの毒を大事にしています。

音【おと】
幼少期には親の影響でビートルズ、ニューミュージック。
J-POP、ロックは常に。渋谷系からダンスミュージック、オールディーズを経て、その後UKロック、メロコア、ハードコアと浅く聴いた。
ラジオっ娘で、クラスメイトが知らない音楽をラジオの中にいつも求めた。
私に特技があるとするならば、
自分の中にある正解の1フレーズを探し当てる能力だと思っている。
その1フレーズにカチッと合うところまで、
少しずつ感覚のダイヤルを回してゆく。
メロディー作りはそこから始まる。

これだ!と思うその1フレーズはだいたいいつも、
懐かしくて、少し新しい匂いがする。

本【ほん】
国語の教師だった母の影響で、小さい頃から本が好きだった。
ナルニア、コロボックル、アリス、ハックルベリー・フィン、秘密の花園、銀河鉄道の夜・・・
夢見がちで引っ込み思案だった幼い私は、いつもここじゃないどこかへ行きたかった。
読む本のジャンルも様々になり、好みもずいぶん変遷したけど、
「ここじゃないどこかへ行きたい」って気持ちは今もずっと変わらない。
この期に及んでなお、焦燥感の中にいて、喉はいつもカラカラに乾いている。
私の夏への扉はどこにあるんでしょうか。

「大人の課題図書」コーナーは、私の独善的趣味の世界で、ただ本好きが高じて始めたものだけど、楽しんでくれたら嬉しい。

これまで【これまで】
「美術館で働く為にはどうしたらいいですか?」
中学生の頃、教科書の隅に見つけたシャガールの絵に惹かれて美術に興味を持つようになり、地元の美術館宛にこう書いて手紙を出した。後日、学芸員さんからとても丁寧な説明が書かれた素敵なお返事を頂き、将来は美術館で働くと決めた。
神戸大学に入学し、念願の西洋美術史のゼミを専攻、アメリカの抽象表現主義を研究した。美術をますます好きになっていたのだけど、持ち前の怠け者気質を遺憾なく発揮して、軽音サークルの友人たちとつるんで大学生活を過ごし、結果的に卒業はできたけど、美術館に就職することはなかった。
音楽に夢中になっていた。
その時、周りの子たちはオリジナル曲を作ってCDを販売したりしていた。
曲って自分で作れるんだ!すごい!!と、その頃一番感動していた私が、
今や曲がりなりにもミュージシャンと呼ばれている。
人生って本当に不思議。

これからも【これからも】
私の音楽を
私の表現で
全ての人に分かってもらえなくていい
ただ、どこかにきっといる、顔も名前も知らない誰かと、
細く長い糸で繋がっていたい

吐いたものを見てほしい
眉をひそめて
それでも愛してほしい

音楽は、私にとって
叶わない
傲慢で
無茶な願いである

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Fan's Voice
お世話になっている方に招待され、行ったオトザイサトコのライブ。
正直なところ、もひとつだったらどうコメントしようかと思ったりもしたけれど、
登場しての第1声目と、その姿に一瞬で惹きつけられた。
知っている曲は一つもないのに飽きない。
その強く、冷たいようでもある歌声は、すっと心臓まで突き刺し、自分の中の辛かった想いや切ない想いを呼び起こす。
恋も失恋も、夢を見ることも失うことも、たくさんの人が経験するものだけれど、決して軽いものではないんだと思い出させる。

君に会いたくなったら何をしてごまかせばいい?
「行かないで」・・・言えない
息ができない

消え入りそうなその声でさえ、心の深いところまでえぐられる。
何度聴いても涙がでる。

歌が上手くても、声に個性のない人も多い。
声が良くとも曲がありきたりな人も多い。
曲が良くとも歌詞が胸に届かない人も多い。
けれどオトザイサトコは歌声も、歌も、もう一度聴きたくなる。
その曲の世界に入りたくなる。

そして、ライブを重ねることに、包容力もどんどん増していき、飽きることなく魅力が引き出されてゆく。

男性ファンが多いけれど、これは女性にこそ聴いてほしい。

(40代女性)



久しぶりの友人との再会とともに、自分好みの曲調と世界観が詰まった音楽の生演奏に触れ、過去の記憶と現在の感情が不思議な繋がり方をした夜だった。
オトザイサトコというシンガーソングライターで、中島みゆきやCoccoを彷彿とさせる、“芸術性の高い不幸な味わい”とでも言うのか、そういった要素が、せわしない日々に埋もれてごまかされていた現実の切なさを、じわじわと思い出させては消していく。

心の拠り所の選択に迷い続ける今の少し弱い心には、あまりにも沁み過ぎた。。。

It was great to see a friend of mine again after a while, at a live performance🎻 with a singer-songwriter, OTOZAI SATOKO.

And it was hard to describe exactly what it was that I felt tonight.

(30代女性)



オトザイサトコの歌を聴いて、「ああひとりじゃないんだ」ってホッとしたり、逆に身につまされるような思いで涙を流したり…

いつもここじゃないどこかを探している― 彼女はブログやメルマガによくこんなふうに書いているし、そんな思いを歌に託している、とも。
でも、きっと誰もがそんな“どこか”や“だれか”を探して生きてるんじゃないかな。
彼女の歌に勇気をもらったり慰められているファンはものすごく多いと思う。

(50代男性)



初めて聴いたとき、耳を奪われ、初めて見たとき、心を奪われました。

なんだかやめられない、なんとも癖になる毒…そんな感じです。

子供の頃からずっと音楽をやってきたわたしは、ほとんどクラッシック漬けで、ポップスというジャンルの音楽は興味の範疇にすらありませんでした。 またライブハウスという場所にはパチンコ屋さんに入るのと同じくらい抵抗がありました。
そんなわたしがライブハウスに通うまでなったのは、紛れもなく彼女の独特の歌声と世界観でした。

そんじょそこらにはないものが、ここにあります。

(20代女性)



黒い衣装をまとった妖艶な女性がピアノの奏でとともにステージに立った瞬間、安もののライブハウスは緊張感と気品に包まれた場に一変した。
そのアーティストが発する歌声とメッセージは、一瞬たりとも私の心を離すことなく、ライブが終了。これが、初めてのオトザイサトコ ライブでした。

中島みゆきの情念、松任谷由美の淡さ、椎名林檎の攻撃性を合わせ持ち、人間の汚れた部分を赤裸々に歌うからこそ、本当の美しさを感じさせてくれる。 私にとってオトザイサトコはそんなアーティストです。

(40代男性)